スルメはイカを乾燥させた乾物食品です。
昔から長期的に保存ができることから保存食品として、様々な儀式などで利用される縁起物です。
するめはよく駄菓子やお酒のおつまみとして食べられることが多いですが、コレステロール値を気にされている人は食べても大丈夫な食品なのでしょうか。
そこでここでは、スルメのコレステロール値と食べ合わせについて調べてみましたのでご紹介致します。
スルメのコレステロール値とは!?
スルメのコレステロール値は
- スルメ = 100g:980mg(コレステロール値)
- 生のイカ = 100g:270mg(コレステロール値)
と生のイカの4倍あります。
生のイカを乾燥させて凝縮したものがスルメなので当然ですが、それにしてもコレステロール値が高いですよね。
コレステロールとは!?
コレステロールとは「脂質」にカテゴリー分けされる部類の1種です。
コレステロールは、細胞膜・ホルモン・胆汁酸・ビタミンDを作り出す重要な栄養素になるものです。
コレステロールが足りていないと!?
コレステロールを気にしすぎて不足すると、細胞膜や血管の強度が弱くなり、免疫力が低下するなどの原因になります。
血管が弱くなると脳出血を起こすリスクが出てくるともされています。
高齢者は特に低栄養になりがちなので、コレステロールを避ける食生活には気をつける必要があります。
コレステロールを取りすぎると!?
コレステロールには悪玉と善玉が存在しています。
悪玉のコレステロール値が高い場合は、動脈硬化が原因で心筋梗塞の危険性が高まります。
悪玉コレステロールの上昇は飽和脂肪酸(肉、牛乳、バター、卵黄など)の取りすぎが原因であることが多いので、食物繊維(野菜)をしっかり摂取するようにし、運動も取り入れて一定の体重を保つことが大切とせれています。
スルメを他の食品と比較すると!?
比較的コレステロール値が高い食品
たまご(卵黄) | 1,400mg | たまご | 420mg |
ピータン | 680mg | たらこ(焼) | 410mg |
すじこ | 510mg | めんたいこ | 280mg |
豚肉 | 240mg | 牛肉 | 240mg |
エクレア | 250mg | シュークリーム | 250mg |
いか(生) | 270mg | いかの塩辛 | 230mg |
いか(焼) | 380mg | するめ | 980mg |
(※食品100g当たりのコレステロールの含有量 単位:mg)
他の食品と比べるとスルメのコレステロール値が高いことがわかりますよね。
しかし、実際スルメの100gというのはかなりの量で、他の食材を100g食べるのとでは話が合わないんです。
スルメは1匹30gなので100gというのは、スルメ3匹分と同じ量です。
そんなに食べるんですか?ということです。
実際はスルメ1匹程度が限界だと思いますので、30g:295mgのコレステロールを摂取するといったところでしょうか。
スルメを摂取したい場合の対策方法とは!?
コレステロールには悪玉と善玉が存在しますが、善玉を増やす為にも食物繊維やDHA、EPAを多く含む食品をバランス良く摂取することが大切です。
悪玉コレステロールを増やす原因になるのが、飽和脂肪(肉、牛乳、バター、卵黄など)であり、アルコールの飲みすぎも悪玉コレステロールを増やす原因になるので注意が必要です。
しかし、お肉などのコレステロールとスルメのコレステロールは必ずしも同じとは限らないということは覚えておいてください。
同じ食品でも人によって、コレステロールが「上がらない」「上がる」「下がる」といったことも起きるのです。
あなたのコレステロールが上がった場合、何が原因で上がったかをしっかり理解しておくひつようがあるようです。