スルメはスルメイカ(真イカ)を乾燥させた乾物食品です。
昔から保存が効くことから保存用食品として今日まで愛され続けています。
夏になると気温が上昇し、体から汗が大量に出る季節です。
そのとき注意しなければいけないのが熱中症ですが、実はするめが熱中症対策に効果的なんです。
そこでここではスルメがなぜ熱中症対策になるのか
- 熱中症に必要な栄養素
- スルメの栄養素
- 食べるタイミング
- 効果的な食べ合わせ
といった内容をご紹介いたします。
梅干が食べれらない人はスルメで熱中症対策することをおすすめいたします!
スルメが熱中症対策になる理由とは!?
熱中症対策になる栄養素とは!?
スルメに限らず熱中症対策に必要な栄養素は以下の内容です。
ポイント
- カルシウム
- クエン酸
- ビタミンB1
- アリシン
これらの栄養素が熱中症対策に良いとされています。
実際どのような効果が期待できるのか4つの栄養素についてご説明致します。
カルシウム
カルシウムはナトリウムと一緒に摂取することで血圧を調整する働きを持っています。
夏場など暑い場所で働くときやスポーツをしていると汗をかきますが、そのときにカルシウムが一緒に体へ出てしまいます。
なので自分で摂取してカルシウムとナトリウムを補う必要があるんです。
クエン酸
クエン酸は疲労回復や健康増進など代謝をスムーズにする働きがあります。
クエン酸といえば梅干しや、レモンなど酸っぱい成分として有名で、疲労の原因となる乳酸の発生を抑えることが期待できます。
ビタミンB1
ビタミンB1は消化液の分泌を促進し、食欲がないときなども改善することが期待できます。
ビタミンB1は糖をエネルギーに変える働きがあるので、元気がでないときにはおすすめです。
因みに、スルメは100gあたり333kcal程あるのでエネルギー不足には十分です!
その他にも自律神経などの神経調節効果があるとされています。
アリシン
アリシンはビタミンB1の働きを助ける効果があるので、一緒に摂取することが望ましいです。
その他にも新陳代謝の改善、慢性疲労、筋肉疲労などの回復が期待できます。
アリシンは水溶性であるため加熱すると成分が破壊されてしまう恐れがあります。
なので、なるべく加熱せずにそのまま食べることが効果的とされています。
スルメの栄養素は熱中症対策になる!?
先ほどの栄養素がスルメに含まれているのか、スルメの栄養を調べて見ましたのでご紹介致します。
スルメの栄養素一覧
【ビタミン系】
ビタミンA | 18.1μg |
ビタミンE | 3.5mg |
ビタミンB1 | 0.08mg |
ビタミンB2 | 0.08mg |
ナイアシン | 11.28mg |
ビタミンB6 | 0.27mg |
ビタミンB12 | 9.84μg |
葉酸 | 8.8μg |
バントテン酸 | 1.26mg |
【ミネラル系】
ナトリウム | 712mg |
カリウム | 880mg |
カルシウム | 34.4mg |
マグネシウム | 136mg |
リン | 880mg |
鉄 | 0.64mg |
亜鉛 | 4.32mg |
胴 | 0.79mg |
マンガン | 0.05mg |
「なんとスルメにはアリシンが足りていない!?」
ということで、アリシンはスルメとは別に摂取することで熱中症に対して更に効果的に対策することができます。
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効果的な食べ合わせとは!?
スルメには含まれていないアリシンを摂取するには
- ネギ
- にんにく
- らっきょう
- 玉ねぎ
- ニラ
などがあります。
これらをスルメと一緒に調理する必要はありませんが、同じタイミングで摂取することで熱中症対策が期待できるようです。
食べるタイミングとは!?
スルメを食べるタイミングとしては、普通の熱中症対策と一緒で、熱中症になる前に摂取する必要があります。
熱中症になってからだと、スルメや梅干しの摂取よりも点滴や動脈を冷やすなどの医療処置になりますのでしっかり事前に対策するようにしてください。
1日たくさん汗をかいた日などは夜に食べて寝ている間に体に補充させる。
「今日はたくさん汗をかきそうだ」と思った朝に摂取しておくなどが良いタイミングだと言えるでしょう。
まとめ
スルメには塩分(ナトリウム)やカルシウムが豊富に含まれているので熱中症対策になる。
アリシンの栄養素が入っているニラ、らっきょう、ニンニクなどを一緒に摂取することでスルメに含まれている栄養素と共に、更なる熱中症に効果が期待できます。
熱中症にかかる前にスルメなどを摂取して、体が夏の猛暑に勝てるように整えておくのが熱中症対策になります。
熱中症にかかってからでは別な処置が必要になりますのでご注意を!
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