スルメはイカを乾燥させた乾物食品で、昔から保存が効くことから非常食品として重宝されてきました。
スルメを家で保存しているなかで、
- 「これっていつのスルメ?」
- 「なんだか臭い?」
- 「消費期限って?」
などといったことが気になって結局捨ててしまうこともあるのではないでしょうか。
ここではスルメの「賞味期限」と「消費期限」をご紹介いたしますのでご覧ください。
合わせて、「正しい保存方法」と「腐ったスルメの見分け方」まで記載しております。
大切な内容が隅々まで記載しておりますので、最後までご覧くださいませ。
スルメの賞味期限とは!?
スルメ業界で取り扱いが多い種類は、イカをただ乾燥させたスルメ(無添加スルメ)がほとんどです。
それを例にすると賞味期限は「3ヶ月」です。
それ以上たつと食べれないのかというとそうではありません。
賞味期限とは商品を美味しく食べられる期限のことですので、賞味期限を過ぎたスルメを食べることはできます。
賞味期限を過ぎたスルメはどんな味がするのかというと「味が薄くなった」「風味が薄くなる」などの変化があります。
開封後も環境によってすぐに賞味期限来る場合もありますので、なるべく早く食べるようにしましょう。
スルメの消費期限とは!?
スルメの保存方法にも大きく左右される消費期限ですが、基本的にありません。
エジプトのピラミットから出てきた蜂蜜なども食べれますし、スルメも基本的に何年経っても食べれます。
消費期限とは期限を過ぎたら「食べられない」ことを意味します。
スルメに消費期限はありませんが、食べられない基準はあります。
- 腐る
- カビ
- 冷凍焼け
といった変化が現れはじめたらアウトです。
環境によっては1年で腐る場合もありますのでご注意ください。
腐ったスルメを見分ける方法とは!?
スルメが腐ったかどうか見分ける方法は、2つしかありません。
step
1臭いを嗅いで確かめる
スルメは基本的に臭いので腐ったかどうか嗅ぎ分けるのは難しいです。
しかし腐ったスルメは明らかに通常のスルメは匂いが違いますし、食べたくない「ウッ!」ってくる匂いです。
十分に乾燥されていれば何年経っても食べられますが、湿気った場所やスルメが濡れた状態では数週間で腐る場合もありますのでご注意下さい。
step
2目で確かめる
変色していたり、カビが生え始めたらアウトです。
こういったケースは珍しいくらいあまり起こりませんが、原因として1番多いのは湿気です。
見た段階で色がおかしいと思ったら匂いなども嗅いで、なるべく食べないようにしましょう。
スルメの保存方法とは!?
スルメが腐る原因としては「菌」や「紫外線」です。
カビなどの菌は、「空気」「湿気」「温度」があればどこでも繁殖します。
しかしこれら1つが欠けるとカビが生えにくくなります。
例えば、
- 空気が入らないように圧縮密閉してしまう。
- 乾燥状態にある空間で保存。
- 温度が低い冷蔵庫で保管。
といった方法がベストです。
冷凍庫で保存する方法もありますが、数年経つと冷凍焼けを起こす場合がありますのでご注意下さい。
紫外線は太陽から出る直射日光などに含まれています。
よって日の当たらないところでの保存が望ましいです。
直射日光にあたることでスルメの色が変色したり、味が飛んでしまったりなどの変化があるようです。
古いスルメを美味しく食べる方法とは!?
古いスルメは食べられないといったことはありません。
ただし、味が落ちていたりする場合がありますので、古いスルメを美味しく食べる方法をご紹介いたします。
味が落ちてしまった場合、単純に味を加えればいいのです。
スルメの味は塩分ですので、塩を用意します。
スルメの風味は日本酒でカバーできますので、日本酒をご用意ください。(安い日本酒で十分です)
あとはこの二つを使ってスルメを焼くだけです。
スルメの焼き方はこちらをご覧ください。
スルメは非常食になる!?
スルメは日持ちがよく昔から保管しやすいことで保存食とされてきましたが、現代では非常食品として災害時に役立ちます。
スルメは栄養も豊富でカロリーもそこそこあるので、スルメで生き延びられても不思議てはありません。
保存食品の中にはお湯が必要だったり、火を必要とする場面も多々ありますが、スルメはそのまま食べられますし、お湯や火があれば、イカに戻すこともできるので、料理のレパートリーを選ぶことさえできるようになります。
スルメを非常食として保存する場合、スルメ1枚(30g)だとして110kcalあるので、5枚程度保管しておけば十分ではないでしょうか。
あとは対象人数や避難日数などを逆算して枚数を決めることが大切です。
スルメのカロリーや栄養素はこちらです。